ブログ2024年1月23日
空き家についてちょこっと解説。
これまで、空き家や家屋の解体について記事を更新してきました。
記事はこちらからどうぞ!
家屋の解体もおこないます。 – 株式会社 東京クリーン (tokyo-clean.com)
郡山市には空き家が多いこと、知っていますか? – 株式会社 東京クリーン (tokyo-clean.com)
そもそも、空き家の定義とは何なのかをみなさんはご存じですか?
今回は空き家のことについてお話ししていきますね。
空き家とは
まずは、空き家の定義についてです。
「空家等対策の推進に関する特別措置法」という法律では、空き家を
「建築物又はこれに附属する工作物であって居住その他の使用がなされていないことが常態(※普通の状態)であるもの及びその敷地」
と定めています。
居住や使用されていない期間については、国土交通省のガイドラインではおおむね1年としています。
しかし、単に人が住まなくなった家屋すべてが空き家に定義されるわけではなく、
人は住んでいないけど年に1度掃除をしに行く、物置としてたまに出入りしているなどの場合は空き家にはならないそうですよ。
空き家の現状
以前のブログで「郡山市は空き家がとても多い」とお話ししましたが、
空き家がふえているのはどうやら郡山市に限ったことではないようです・・・
空き家は、何種類かに分類されます。
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賃貸用の住宅※
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売却用の住宅※
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二次的住宅・・・主に別荘のこと
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その他の住宅・・・1,2,3以外の住宅のこと
※1と2はともに新築・中古問わず
4の「その他の住宅」とは、転居や病院に入院して長期不在の状態が続いていたり、取壊し予定の住宅のことを言います。
「実家の空き家」などを想像してもらえると分かりやすいのではないでしょうか。
一人暮らしの方が老人ホームに入所したり、亡くなってしまって結果的に空き家になった・・・
などが例として挙げられますね。
総務省が発表した2013年と2015年の住宅・土地統計調査(全国が対象)によると、
2013年に比べて2015年のほうが売却用の空き家の戸数は4.9%減、二次的住宅の空き家は7.5%減となっています。
ところが、賃貸用の空き家の戸数は0.8%増、その他の空き家にいたっては9.5%増と増えてしまっているんです。
戸数で表すと、その他の空き家は5年間で30.3万戸も増えていることになります・・・。
1,2,3は普段から人の出入りがあったり人の手によって管理されていると思いますが、
その他の空き家の場合は定期的に利用されず管理が行き届かない状態になってしまっていることが多いため、
その他の空き家が増加しているのが大きな社会問題になっています。
今後も空き家は急速に増えていくことが予想されており、いかに空き家を増やさないようにするかがカギですね。
終わりに
いかがでしたか?
空き家とは何か、全国的に空き家が増えていることがなんとなく分かったのではないでしょうか。
空き家をこれ以上増やさないように、今ある空き家を上手く活用する方法を次回はお話しできればなと考えています!